韓国における拉致・監禁・人身売買事件

韓国における拉致・監禁・人身売買事件

日本のメディアは中国・韓国で起きている深刻な出来事についてはほとんど報道できない。だから我々はそういうことについて過去の長い間、無知であることを強いられてきた。

しかし、最近では韓国人のシンシアリーさんのような人が、日々韓国で起きている出来事をリアルタイムで報告してくれる。そういったことよって我々の韓国に関する知見は多いに広がりつつある。

ここでは日本の事件と比較する為の個人的な資料として、シンシアリーさんの過去数年のブログを主なソースとして、そこから韓国における拉致・監禁事件・人身売買を拾い出してみた。既に彼の本の中で紹介されているかもしれないが、興味のある人は覗いていってください。

記事内容は適宜省略してあるので、詳細は各項目につけられたリンクから元記事を辿って欲しい。

各項目の冒頭の年月日は、シンシアリーさんが参照したニュースの日付である。

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1987年発覚
兄弟福祉園事件

これだけは少し古い事件であるが、規模も大きく印象的な事件であるので挙げておく。シンシアリーさんは、この事件を「韓国のアウシュビッツ」と読んでいる。

「兄弟福祉園は1975年、釜山に設立されました。浮浪人(ホームレスなど)を受容するための施設です。三千数百人を受容したそうですから、今でもそうですが、当時としては物凄い規模でした……これ(アジア競技大会ソウルオリンピック)を成功させるのは全国民の「使命」でした。浮浪人を何とかするのは、当時、韓国の悩みでした。国家イメージを悪くするそれら浮浪人を減らすためにも、兄弟福祉園みたいな施設はかなり役に立つでしょう。

こういう背景に守られながら、兄弟福祉園の暴走が始まります。受容した人数に応じて国家補助金がもらえるというシステムを利用し、「狩り」が始まったのです。

住民登録証が無い人、ホームレスはもちろん、駅で普通にTVを見ていた市民にいたるまで無数の人々を強制連行しました。彼らを待っていたのは、監禁、暴行、強制労働。その数は3500~3900人に及ぶとされ、12年の間、551人(今年3月の最新集計)の死亡が確認されています。一部の 遺体は300~500万ウォンで医科大学の解剖学実習用に売られました。

(SBSの)インタビューによると、「私が7歳だったけど、もっと幼い子供もいた」、「ネズミを行きたまま食べた(栄養摂取のため)」とか。

1987年、35人が脱出し、この件が外に知られるようになります。兄弟福祉園の園長など5人が拘束されましたが、園長は「横領罪」だけで、僅か2年6ヶ月で自由の身となり、2011年まで福祉施設を運用していたことが確認されています。

被害者たちは10年以上も監禁されていた人もいるし、それから社会に適応できなかったことは容易に想像できますが、彼らへの賠償などは何もありませんでした。中には本を書いたりして自分なりの抵抗を試みた人もいますが、無駄でした。「兄弟福祉園事件」という言葉だけがかろうじて国民の記憶に残っているだけです。2013年12月になって、やっと被害者たちは国を相手に真相調査と賠償を要求しましたが・・・勝つ確率は非常に低いとしか言えないでしょう。」

兄弟福祉園事件 その2

「・もっとも記憶に残るのは、とにかく食べ物が無かったということ。各種花はもちろん、ムカデなどを食べた
・「お兄さん」たち(施設の中でも比較的に力の強い男たちのこと)は、掃除中に生まれたばかりのネズミが見つかると、栄養のためにそのまま生で食べた。
・性暴行はあまりにも普通に行われていた。主に子供たちがやられた。子供たちは性暴行の意味すら分からなかった。ただ、拒否すれば半殺しにされることだけは分かっていた。施設の警備や教官だけでなく、入園者の中でも強い「お兄さん」たちは弱い人たちをレイプした。
・証言者は男だが、それでも「やられた」という
・暴行は(3000人以上の人)ほぼ全員が経験した。暴行といっても「半殺し」である。暴行された人の中には病院に運ばれ、名前と「病院一号」というリストが書かれる人もいた。帰ってくることも、そのままリストが消されることもある
・拷問などで体が使えなくなった人も多い。Hさんの場合、冬の日に裸にされ、冷たい水を浴びせられる拷問を受けた。今でも冷たい水でシャワーすることが出来ないという
・園長が2年6ヶ月の刑で済んだのは、監禁とか暴行とかそういうのではなく、単純に(国家補助金の)横領だけで処罰されたため。兄弟福祉園の問題そのものに関しては処罰すら受けていない
・「兄弟福祉支援財団」として今でも財団が残っている

2011/7/3
娼婦の奴隷契約

「ここ(浦項)では昨年7月7日から1年間、風俗店の女性が8人も自殺しました。イ某氏が自身の家で遺体で発見されたのが去年の7月7日。以後、2~3日間隔で二人目、三人目の女性が自殺しました。所謂「浦項(ポハン)怪談」です。四人目が自殺してから3ヶ月の間があったけど、自殺はそれからも続きました。10月にも、今年1月と3月にも自殺事件が発生した。今年6月13日には八人目の自殺者が出ました。これは、連続自殺ではありませんでした。「連鎖自殺」でした。

韓国の経済関連ニュースで「奴隷契約」という言葉を聞いたことはないでしょうか。人にお金を貸して商売をさせながらも、絶対返せない条件を付けることです。服を貸したからいくら、部屋を提供したからいくら、保護してやったからいくら、・・・代表的なのが売春ですね。ちなみに、芸能界などにも普通にあります………

今回の自殺事件も、風俗店の女性たちは先払い金と高い利子償還に苦しめられていました。SBSの取材結果、風俗店の女性たちは先払い金を返すためにまた別の借金・・現金、カードなどに手を出すしかなかったそうです。職業のせいで借金の保証をしてくれる人がいなかったため、結局女性たちは(同じ処遇の)風俗店の女性同士で互いに借金の保証人になったのです。1人が自殺すれば、その借金が次の人に移ることになるのです。 それが「連続」ならず「連鎖」自殺の正体でした。

どうして浦項地域に集中していたかというと、この地域の風俗店の事業主たちが女性が借金を返さなかったり逃げたりすることを防止するために地元の浦項出身を好んだからです。 女性たちは近く(地元)に家族がいるため、家族が被害を受けるのを恐れて逃げることも出来ないからです。放送では地域警察と風俗店の癒着関係も一因だと判断しました。ある風俗店女性は製作スタッフとのインタビューで「取り締まりの前には前もって知らせてくれる」「刑事たちも風俗店の会食によく来る」と話しました。」


2011/11/28
大学生を使ったマルチ商法、監禁も

「100ヶ所余りの合宿所を整え合宿を強要、上位販売員を選任して学生たちの携帯電話と持ち物を管理するなど「教育」を徹底し、学生たちが両親からお金を受け取ったり貸し出しを受けたりして物品を購買するようにしたとのことです。その数、学生と親を合わせて4118人。家に帰るという学生には1対1面談から事実上の監禁、脅迫まで日常的に行ってきたとか。その監視は学生たちが販売員として登録する時まで続きました。」

2012/4/9
ホームレス・知的障害者の強制労働

「ホームレスや知的障害者、100人以上を島の養殖場などに売り払ったり、漁船などに強制的に乗せたり、奴隷のように働かせて賃金を絞り取ったりした李氏とその一党、6人が海警に検挙されました……一味は、旅館(ヨグァン。韓国のもっとも低いランクの宿)を運営しながら知的障害人とホームレスなどに「食べ物と寝所をやる」と騙し、漁船や離島などで強制的に労働をさせ、女性には売春もさせたとのことです。

ちなみに李氏の母もこの仕事をやっていて、息子に継がせたそうです。李氏と母が「管理」してきた奴隷たちは約100人。その中から70人余りを木浦(モクポ)などの船舶と島などに売り払い、残りの知的障害を持つ30人を奴隷のように働かせました。その中には19歳の時に捕まり、30年間も給料一銭無しで働いてきた人(現47歳)もいます。

李氏たちは、この「奴隷」たちの賃金はもちろん、作業中に怪我をして水産協同組合などから支払われた補償金までを全て奪いました。またこの知的障害者たちに死亡・負傷に備えた保険に加入するようにし、その保険金を自分の息子が受領するようにしておいたとのことです。」


2012/5/24
遠洋漁船における虐待

ニュージーランド政府が2月に出したある報告書に、次のような内容が書いてあります。

「(外国人)船員に対する低賃金と虐待に対する数多くの疑惑と報告が提起されてきた。 本調査団に提起されたすべての抗議は、ある一つの国に対するものである」

……(韓国の遠洋漁船から)インドネシア船員32人が船から逃げ出し、ニュージーランド政府に衝撃的な内容を知らせました。

……「韓国人は悪魔でした。冷凍庫の管理者が、ステンレスファンで僕の友のインドネシア人の頭を殴りました。その友人、頭が裂けて鮮血が飛び散って血が流れているのに、韓国人の管理者はそのまま放っておけといいましたよ。 'Indonesian no touchy,no stitchy'と言い、インドネシア人は縫ってやる必要なんかないと、誰も助けてくれなかったです。 私が縫ってやりました」

インドネシアの友人がご飯を食べているのに、突然韓国人の甲板長が友人の頭の上に米袋を投げて、友人の頭を殴りました。 息がつまって、息をすることができなかったです」
「ご飯を食べていたのに、韓国人の甲板長がズボンを脱いでとお尻を見せながら僕たちを戯れました。 また、自身の性器を出して、触れと強要しました」

実はその1年前、2010年に沈没したオヤン70号から脱出した船員たちもそうでした。沈没した船から逃げてきたのに、まるでチャンスに巡り会えたみたいに今までの虐待を訴えたそうです……

ニュージーランド政府は2月、「外国漁船の運用に対する関連部署調査報告書」で、……韓国の遠洋業者の不法行為を認めました……

「評判に害悪を及ぼすと報告された事件の大部分は韓国の漁船で広がったと見られる」、
「特定韓国遠洋業者と漁船の名前がこういう脈絡で反復的に登場する。 虐待疑惑は大部分インドネシア船員たちに向かっている」

……別の遠洋漁船である「シンジ号(多分、新地号?)」の場合は、労働条件などに対するニュージーランド政府の調査に返事を拒否したため、ニュージーランド労働部はシンジ号が外国人船員を雇用できないように処分しました。 」

2012/6/21
遠洋漁船における虐待 その2

「米国務省が19日発表した2011年の世界人身売買報告書に韓国の遠洋漁船による外国人船員の人権侵害が奴隷労働の代表的な事例として掲載された……韓国遠洋漁船のインドネシア船員たちへの暴行・セクハラが指摘されました。」

20102012/6/4
アメリカでの韓国人売春業の実態

「……以下、売春関連の国際団体ポラリスプロジェクトの報告書にまとめられたアメリカでの韓国人売春の実態を再構成したものです。

・A(女・35)氏は5年前、求職中に米国のマッサージサービス店の職員採用公告を見て応募した

事業主から売春を強要された

・逃げようとしたが無駄だった。

・「ボス(Boss)」と呼ばれる見張りがA氏や他の売春女性たちの出国関連書類を没収し、宿舎に監禁させた

・移動にも韓国人タクシー運転手(一味)を使うなど、徹底した監視がなされた

・逃げようとして発覚されたら無慈悲な暴行はもちろん性的虐待まで受けた

・彼女は警察に売春が摘発されてから支援団体の助けで脱出できた

……52人のアメリカ内の韓国人売春被害事例を分析した結果、アメリカ内の違法滞留者の女性はもちろん、アメリカで仕事をしようと韓国からアメリカに渡っていった女性たちも売春被害の主要対象とのことです。

暴行および監禁など強制的手段による統制の中で、女性たちは一日平均6回、年間2184回の強制的売春を強要されたそうです。」

2012/7/21
精神病院の強制入院/SBSニュース

「病院に入院した患者も精神病院で暴行や強制などの人権侵害が横行している」

「精神病院の人権蹂躙は、ほとんど閉鎖病棟で行われるが、現行法上、患者本人の同意がなくても保護者の同意さえあれば患者を閉鎖病棟に強制入院させることができます。政府が入院費を支援するため、精神病院に入院する患者は年々増えています」

「患者一人一人が収入に直結するため、病院は入院患者を増やすために違法、便法を惜しみません。救急隊員に裏金(寸志ですねw)を与えて患者を連れてきたり、6ヶ月ごとに行うべき退院審査を避けるために、審査が近い患者を他の病院に送って、取り戻したりもします。退院審査を経て、患者が退院すると、その分、病院に(財政的)損になるからです」


2012/12/27
男性を10年監禁した女

「この女は塵肺患者の李氏を10年間も「養子です」と家に監禁し、休業給与2億ウォン、無理矢理サインさせた社債1億ウォンなど3億ウォンを奪い取りました。ご飯はほとんど与えず、自分が外出する時には酒に睡眠剤を混ぜて飲ませたとのことです。

孤児で育ったイ某氏は、ある鉱業所で塵肺症にかかりました。しかし、不幸中の幸い、1997年、産災療養に休業給与など、1ヶ月に270万ウォンの支援を受けることが出来ました。これに気づいたチョン氏は、約10年前に「家族のように面倒をみます」と李氏を騙し、養子縁組までしました。しかし、住民たちによれば、チョン氏はそれから本性が現し、李氏を監禁、力が出せないように食事もほとんど与えず、李氏の休業給与全額を横取りしました。住民J氏(56歳、女)の話によると「チョン氏はカジノに行ってゲームをしたり、他の男と海に遊びに行ったりしながら李氏のお金を使いまくっている」とのことです。食事をやらないだけではなく、服は下着だけ、病院に連れて行く日以外は洗うのも無しで、悪臭が漂うとも。別の住民は、李氏はいつも暴行を受けており、社債を借りる時などにも、無理矢理、李氏に署名させるなど、奴隷としての生活をしていると話しました。それに、李氏が死亡すればチョン氏が保険金を受けるように生命保険にも加入していることまでも判明しました。」

2013/5/2
養育院の児童虐待

「児童52人に暴行・監禁・拷問・放置・山に捨てる・何でもありだった養育院が摘発

・低俗な言葉をした数だけニンニクや唐辛子を生で食べるようにした。吐くと、吐いたのをまた食べるようにした。
・冬にも温水が出ないのはもちろん、男児部屋には枕すら供給されなかった。
・徹底的に「支配される」関係で、「大人と論争は許されない」が鉄則だった。
・常習的に暴行、独房に監禁。独房ではトイレも禁止。
・言うことを聞かないという理由で、袋に入れられ、3回も山に捨てられた。
・児童の頭を掴み、便器やタライなどに入れる(水拷問?)。
・障害のある児童を放置。」


2013/6/18
韓国人男性ののフィリピンでの買春

「国際児童性的搾取反対団体であるECPAT韓国支部がは昨年7月2日から6日までフィリピンのマニラ、セブ、アンヘレスなど三つの地域で性売買被害女性14人と支援団体の関係者4人を対象に現地調査​​をした結果を17日発表した……

・韓国人男性の性売買は、主にセックス観光(ゴルフ観光とする場合が多いらしい)、現地の妻、留学生性売買などの3つのタイプで行われる……

・加虐的(サディスティック)、集団的という特徴がある。

・若くて性経験のない女性を好む傾向がある。

「集団的」というのは、他の国の男性からはあまり見られない傾向だそうです。事例として、フィリピンの女性Bさんは、「韓国の男性たちが(フィリピン)女性3人に服を脱いでダンスを踊るようにして、大声を出しながら喜んだ」、「韓国の男性は、要求したとおりにしなければお金をくれないし、満足できなければ、他の女性を連れてこいという」と述べました。

「加虐的」というのは、言うまでもなく、暴力的だということです。本ブログで何度か指摘した韓国人の「奴隷好き」という側面が、「フィリピンは韓国寄り格下の国」という根拠不明の優越感を相まって、爆発したんでしょうね。

「留学」関連では、若い人同士の性売買につながります。また、責任感など、微塵もありません。消された動画では、留学生が、留学先で、一家全員(娘二人とその母)と性関係を持ち、そのまま帰ってきたという内容もありました。

記事によると、『(留学関連で)性売買する男性の年齢は10~20代前半まで低くなっている。被害女性Cさんは、「最初は彼女にでもなったかのように優しくしてくれたのに、ホテルに入ると、私を動物として扱い始めた」、「サディスティックな性関係を結んだ後、お金もくれなかった」と話した』だそうです。

これは、被害者支援団体によると、一部のフィリピン女性たちが韓流などの影響で「韓国人男性は優しい」という「幻想(本文のまま)」を持っているのも影響しているそうです。「現地の妻」というのは、韓国からフィリピンに派遣された労働者や地元で自営業をする人たちが、フィリピンに長期的に留まることとなり、勝手に現地の女性と同居して、子供まで産むことになるからです。もちろん、帰国するときには現地の妻は「用済み」です。例のコピノ問題ともつながっています。」

2013/7/3
家出少女を監禁、強制買春

「先月、イキサン(益山)という地方都市。家出した未成年者(18歳)2人をモーテル(小さなホテルのことですが、韓国ではラブホテル代わりです)に監禁、売春を強要した組織暴力団7人が検挙されました。家出少女2人は組織暴力団から脅迫と暴行を受けつつ、751人の男性と性関係をしました。1回に10万ウォン(約8000円)。 もちろん、このお金は暴力団のものです。」

2014/1/25
タイ人13人を監禁、身代金要求。素人犯罪

「・男性二人がタイ人観光客やガイド13人が泊まっているモテル(※ホテルより格下の宿のこと)に入る
・出入国管理事務所職員と詐称、パスポートに問題があって調査しなければならないという理由で13人をモーテルから連れ出す 
・タイ人観光客の9人とタイ人ガイド4人など13人をワゴン車3台に分けて載せ、近くの空のオフィスに連れて行って、パスポートと身分証明書を奪い、監禁
・1人当たり200万ウォンの身代金を要求

2014/2/6

塩田奴隷事件

「今日また、二人の障害者が塩田で奴隷生活をしていたことが確認されました。視覚障害5級で前がちゃんと見えないK氏(40歳、男)は、2000年、カード借金のせいで家を出ました。それからいろんな仕事を転々していたK氏は、2012年、ある職業紹介事業者(偽物)に騙されたK氏は、100万ウオン(10万円)で塩田に売り飛ばされました。

3~4時間しか眠れず、夜3時まで仕事。月給無し。一緒に働いていたC氏(知的障害者、48歳)も同じでした。彼は30万ウォンで売られたそうです。K氏が隙を見てお母さんに送った手紙のお陰で、K氏の1年6ヶ月、C氏の5年2ヶ月の奴隷生活は終わりました」

塩田奴隷事件 その2
「先週に紹介した奴隷事件 ですが、どうも、おかしなことがいろいろあるようです。最初からシンシアリーが疑問に思ったのが、被害者が母に(助けてという)手紙を送った場所です。そのすぐ近くには派出所(交番)がありました。なぜ警察に助けを求めなかったのでしょう。ああいう暮らしには長髪が物凄く邪魔になるので、塩田の「ご主人様」たちも理髪は必要だと思ったみたいです。理髪を理由に外に出た被害者は、こっそり手紙を送りました。そのお陰で他地域の警察が関わり、この事件を解決するに至ったのです。

いま書いている本にて「現代の慰安婦」の実例として紹介している浦項の売春婦連鎖自殺 の時にも、警察は事態を黙認していました。そういう類のものでしょうか?この一帯の塩田は、「奴隷」がいないと仕事ができないため、地域住民たちが奴隷を必要悪と見ているという意見もあります。それに、その地域(全羅南道)の警察が、2月7日、「(例の事件で)国民の皆様に申し訳ございません」という趣旨の掲示物をネットに載せましたが、そこに「2月10日~2月20日まで集中的に一帯を調査し・・」と書かれていて、それを読んだ人たちが猛抗議することもありました。「日付まで書いてどうするってんだ」、「わざと知らせてるんじゃないの」、「10日までに業主は逃げろってか」などなど

……しかし、警察「だけ」の問題でもないみたいです。下は、反日以外ではそこそこ中立的(ちょっと左派?)な記事の多い京郷新聞の報道です……

『シンアン郡(※事件が起きた地域で、全羅道にあります)には、大小の塩田700カ所が運営されている。 それらの80%以上が、家族で運営する零細規模だ。これらは安価で長く働いてくれる労働力を求めている。そのような需要を狙って、職業紹介所は、知的障害者など「弱点のある」人たちを塩田の所有者に斡旋していると警察の関係者は語った』

……「弱点のある」とは、彼らの基準で「人間ではない」という意味でしょうか。人身売買なども普通にやっているみたいだし、やはりそういうことでしょうね。例の事件、一人は100万ウォン、もう一人は30万ウォンで塩田に売られたそうです。強制労働、暴力、監禁(外出禁止)などはその地域では珍しいことでもないと、警察関係者も、そんなことは分かっているようです・・

しかし、分かっていても介入できない事情もあるそうです。住民たちが、奴隷の存在を誰も問題視していないことです。被害者たちの話だと、『島を出入りする旅客船の船着場周辺に塩田労働者が近づくだけで、すぐに雇用主に通知される、(住民による)連絡網が組まれている』とも。

面白いことに、2000年までは長期外地人(長く働いている外地人)の動向を把握していたものの、そういう調査は「人権侵害だ」という理由で禁じられ、今はどんな問題が起きているか把握することすら出来ないでいるとのことです。人権蹂躙の現場が人権を盾にしているんですね。」

塩田奴隷 その3
「韓国ではこういう「奴隷」事件が、数人規模なら頻繁に発生しており、百人以上の大規模な事件も2~3年置きに発生しています……塩田奴隷事件の後、警察は集中的に捜査を行い、今まで「奴隷」と確認された49人を確保、30人を施設や家族のところに渡したとのことです。
※いくら劣弱な環境での仕事と言っても、最小限の暮らしさえ出来ていたなら、警察が「奴隷」と判断するのは容易ではありません。この49人はかなりひどい状況だった・・と思っていいでしょう。

問題は、10人余が「このまま塩田に残る」と主張していることです。障害者関連施設の所長は、マスコミとのインタビューで次のように述べています。

・相談などで、塩田から出て行くべきだと説得はしているが、社会への不安と、強く洗脳されており、相談内容を正しく認識出来ない側面がある。

・ただ「出て行かない」という言葉だけを繰り返している。徹底的に洗脳されたようだ。

・ここから出て行ったら、もっと悪い所に送ってやる、という脅威のせいで、簡単に心の扉を開くことができないでいる。

・奴隷生活が長くなると、別の世界があるという自覚を簡単には持てなくなってしまうものだ。」

この事件は何故か今年に入ってから英紙デイリーメールが報じた。


2014/2/13
ソウル駅の「奴隷商人」

「ホームレスなどを狙った「奴隷商人(奴隷ブローカー)」たちが、ソウル駅などで組織的に活動しているとのことです。この記事はデータに基づいたものではなく、東亜日報の取材チームがホームレスなどに聞きまわった取材結果ですが、例の塩田奴隷事件と一致する話が多いようです。

・食事と寝所を与えるという「釣り」が基本パターン。ソウル駅でそういう言葉に釣られて塩田に売られたというホームレスは、食事はおろか殴られるのが日常だったという、足が不自由だったため、自由になれたそうだ。

・塩田と海苔の養殖場で10年間働いていたホームレス)は、「ソウル駅や木浦駅などで、酒に酔ったホームレスたちをワゴン車に乗せて塩田に連れて行くことを何度も見た」と明らかにした。
※韓国では売春婦を雇う時に前金を貸したりして「返せない仕組みの借金」を背負わせるのがよくある手口です。ここでも同じですね。

・ホームレスに酒、女などを提供し、それを口実に借金を負わせることもある。あるホームレスは、それで600万ウォンの借金を背負ってしまい、給料も無しに数年間働くしかなかったと言う。

・「給料ももらえず、暴行される」は共通する証言だ。犬の試料を食べながら働いたというホームレスは、警察に申告したら、警察側が養殖場の社長を呼んで、「こいつ、連れて行け」と言ったという。」

2014/3/5
エビ漁船の強制労働

「……パターンは同じです。

・奴隷商人たちが職業紹介所を運営
→職業紹介所に求職者が訪れる
→障害者やホームレスなど、それらしい人が来たら、「いい仕事がある」と誘う
→エビ漁の船員として就職させる
→部屋、お酒、女などをご馳走し、後でとんでもない金額を請求したりして、表面的に賃金を払わない理由を作る(売春婦たちを借金漬けにするのと同じパターン)
→監禁・暴行・強制労働・無賃金の始まり
→奴隷商人たちは船主からお金を貰う

簡単に言うと、「就職させた」のではなく、「売った」んですね。2012年にも同じやり方で、大規模(100人以上)の奴隷を管理する人たちがいました …………職業紹介所の人と元警察2人(1人はなんとその職業紹介所の職員でした)などが捕まりましたが、拘束されたのは職業紹介所の人だけのようです。」

2014/3/11

「ホームレス100人を(孤島などに)売りさばいた「奴隷商人」が逮捕されました。彼は、知的能力が低い(知的障害など)ホームレスを対象に、食べ物や仕事をやると誘引し、塩田や農場などに紹介料170万ウォンを受けて売り渡してきたとのことです。警察の調査で、彼は『売ったホームレスが100人以上』と陳述したとのことです。彼は同じ類の前科で4回も牢屋入りになっています。警察は一部の奴隷を救出したとのことです。」

2014/3/27
宗教団体の保護施設でホームレスを強制労働

「ブサン(釜山)のある宗教団体が運営している休所(ここではホームレスなどを保護する施設という意味です)で、ホームレスたちの基礎生活受給費を奪い、奴隷と変わらない強制労働をさせたということです。被害者は5人ですが、2年~9年もやられていたということで、警察は他にも被害者がもっと多いのではないかと見ているようです。やり方はいつもの奴隷事件と大して変わりません。

ホームレスを施設に誘引する
→基礎受給費(生活保護費)を強奪
→農場などに送って強制労働
→給料は「献金」ということでイタダキ
→ホームレスたちがリサイクル品を集めて稼いだお金すらも強奪……

無認可施設だったようですが、ホームレスの数で補助金を得ていたということですが・・自治体などは、ちゃんと施設を見てみたんでしょうか。」

2014/5/8
タイ人・中国人監禁強制買春

「韓国人女性5人、タイ人と中国人女性5人、計10人を監禁して強制的に売春を強要した40代の事業主とその一味が逮捕されました。女性たちが売春を拒否すると、 2~3日も食事を与えなかったり、女性たちが苦痛を訴えると、何かの薬物を注射したとのことです。」

2014/5/20
知的障害者に詐欺・監禁、強制労働

大邱で、結婚を餌に知的障害者を誘引、枕を作る工場で奴隷のように働かせた一味が逮捕されました。彼らは、結婚費用の名目で貸付業者から930万ウォンの貸出を被害者に受けさせて横取りしたことを初め、被害者を「奴隷」扱いしました。4~5時間の睡眠時間しか与えないで働かせ、被害者の労働力を搾取しましたが、なんとその金額が(2012年から最低賃金で数えても)400万円近くになるとのことです。彼らは「奴隷」に枕を作らせ、それを街で売ってくるようにしました。ノルマをクリアーできなかった場合は暴行が当たり前だったとのことです。」


2014/7/21
暴力団による強制買春

「首都圏で、数十人の女性を監禁して売春させた暴力団が摘発されました。この行為は数年以上も続き、この組織は、5年で100億ウォンも稼げたとのことです、店主の1人は外国製の車を12台も所有していたとか………

……暴力団は、被害女性たちが体が痛いと言うと、「注射おばさん」という人を呼んで、抗生物質、鎮痛剤を注射しながら仕事をさせました。市民団体の人の話だと、「(同じ形での犯罪が予想される)性売買集結地」と呼ばれるこういう場所が、警察や政府当局から把握しる数だけで40ヶ所以上。実際はもっと多くの地域で同じ形の売春業者の集結地が存在していると見られているそうです。」

2014/11/21
補助金目当てにホームレスを囲い込む病院

「今度は、何と普通に営業している病院(精神病院など)がホームレスたちを「飼育」していたことがわかりました。政府の支援金狙いです。同じく「寝所と食べ物をやるよ」と誘引し、そのまま「患者がキタ━(゚∀゚)━!」と入院させ、政府の支援金をもらうという手口です。うまくいけば一人に月15万~20万円の補助金(治療支援金)がもらえるそうです。今回、拘束たある療養病院の場合は、営業10ヶ月で不当詐取だけで15億ウォン。もちろん、放置はもちろん、虐待などが付き物で、騒ぎを起こすと「象注射(詳しく何の薬かは書いてませんが、象も倒れるという意味でそう呼ばれているらしいです)」をうったりしたとか。」

2014/11/26
支援金目当てに障害者を犬小屋で「飼う」牧師

「今度は11歳の障害者たちを庭の犬小屋に閉じ込めるなど、虐待した保護施設が摘発されました。ある牧師(※)が運営しているこの施設は、障害者たちを鉄の鎖で動けなくしたり、犬小屋に閉じ込めたりしたとのことです。さらにこの牧師は、「塩田奴隷」事件の後見人(補助金給与管理や相談など)だったことがわかりました。今までこの施設に使われた公的支援金だけで3億ウォン以上。」